ブルーノ=レオナルド・ゲルバー ピアノリサイタル

20世紀の最も偉大な100人のピアニストの1人

演奏ブルーノ=レオナルド・ゲルバー
予定曲目オール・ベートーヴェン・プログラム
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調「田園」Op.28
ピアノ・ソナタ第 3番ハ長調 Op.2-3
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27-2
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
日時2013年10月22日(火) 開場:17:30
18:00 プレトーク 中村孝義(大阪音楽大学理事長)
19:00 本公演開演
会場京都府立府民ホール アルティ(交通アクセス
料金【全席指定・税込】
一般:5,000円(4,000円) 学生:3,000円(2,000円)
※( )内は、アルティメイト優待価格。
※当日500円UP。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
チケット取扱京都府立府民ホール   075-441-1414
京都府立文化芸術会館  075-222-1046
電子チケットぴあ    0570-02-9999(Pコード:202-683)
ローソンチケット    0570-000-777(Lコード:58627)
お問合せ京都府立府民ホール   075-441-1414
(電話予約9時~6時※第1・第3月曜日除く)

プレトーク(公演への誘い)では、公演の面白さが2倍3倍に膨らみ、公演への期待を高めるお話でお楽しみいただきます。

昨年度ALTI芸術劇場に引き続き、様々なおもてなしを準備中です。お楽しみに!


“心”で弾く音楽

「もし死ぬまでひとりの作曲家しか弾いてはいけないと言われたら、ベートーヴェンを選びます。」と、あるインタビューで語っておられたゲルバー氏。

そのようなベートヴェンへの情熱を持っておられるゲルバー氏の感情豊かな音楽をご堪能ください。

 

 ALTI芸術劇場Vol.8「モリー先生との火曜日」 |  過去公演 | ALTI芸術劇場Vol.10「ポール・メイエ&京都アルティ弦楽四重奏団」 

 

感動に包まれる時間

2013年10月22日(火)、「ALTI芸術劇場 vol.9」を開催いたしました。曲目は、ブルーノ=レオナルド・ゲルバー氏によるオール・ベートヴェンプログラム『ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27-2、ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3、ピアノ・ソナタ第15番ニ長調「田園」Op.28、ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57』。平日の夜にも関わらずホールは満席となり、世界屈指のピアニストよるALTI芸術劇場初のピアノソロコンサートで拍手喝采の公演でした。
※【切替】の表示がある写真は、マウスカーソルを重ねると写真が切替ります。

【切替】当日は超満員となりました
【切替】プレトークに講演いただいた中村孝義大阪音楽大学理事長
 

本公演の前には、公演を更に楽しんでいただくために公演への誘い(プレトーク)として、中村孝義大阪音楽大学理事長にベートヴェンについて音楽の歴史からお話しして頂きました。ベートヴェンは、古典派要素とロマン派要素が共存している珍しい音楽家であること、そして、その考えをお持ちいただき、本公演を聴くとさらに新しい感じ方が出来るのではないだろうかと、楽しい提案をしてくださいました。


拍手喝采の中、ゲルバー氏は入場されました

前半は『月光』から始まりました
 

盛大な拍手の中入場されたゲルバー氏。ALTI芸術劇場で初めて催される“ピアノソロ”は、前後半の二部構成でした。前半は、ピアノの滑らかな旋律が優しくも物悲しい『月光』から始まりました。そして、華やかな力強さと温かさがある『ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3』が演奏され、会場が柔らかい空気で包まれました。


ALTI芸術劇場で初めて催される“ピアノソロ”の様子
【切替】演奏終了時には、多くの拍手をいただきました
 

後半は、まるで、ベートヴェンが生きていた時代を想像できるような『田園』と、他の3曲とは全く異なる激しいさが身体に伝わってきた『熱情』が演奏され、終演時にには割れんばかりの拍手が会場に響き渡りました。


公演終了後にもう一度出てくださいました
【切替】大変多くの方にアンケート回答いただきました
 

次回、ALTI芸術劇場vol.10は、ポール・メイエと京都アルティ弦楽四重奏団(豊嶋泰嗣、矢部達哉、川本嘉子、上村昇)を迎えます。もちろん、古都ならではおもてなしもご用意。ご興味ご関心のある皆さまのご参加を、心より、京都は中立売り御門前にてお待ちしております。

 

ご参加いただいた方々からのメッセージ(アンケート回答)

  • ベートヴェンの再来かと思われるぐらいすばらしい演奏でした。感動しました。また、このような演奏会を開催してほしいと思います。(70代 女性)
  • ゲルバーさんのピアノは、初めて聞きましたが、他のピアニストのベートヴェンとは少し違った演奏に聴こえました。ただスピードの速いフォルテシモの部分は見事と思いました。特に、後半は良かった。「田園」はグッド!(60代 男性)
  • とても良かったです。とても特別な演奏でした。ソナタ第3番はあまり演奏会で聞いたことが無かったので、聞いていてわくわくしました。(30代 女性)
  • 鍵盤の上をピアノの音の玉が転がるような演奏、心地よかったです。音楽に包まれた幸せなひとときとなりました。ありがとうございました。(40代 女性)
  • ゲルバーさんの音が、ダイレクトに届いてきて、とても熱い演奏会となったと思います。音響のよさを感じました。(10代 女性)
  • プレトークでより本編の感動が深まりました!!(50代 男性)
  • 外国のアーティストなどを呼んでいただいて勉強になります。今日のリサイタルのように海外ピアニストのシリーズとして演奏会を企画してくださると嬉しいです。(20代 女性)
  • 今まで聞く機会が多くなかったが、今日のような話はなかなか聞けないので大変興味深く、これからもこのようなプレトークがあると良いと思う。(60代 女性)
  • ステージと客席が同じで、演奏される方の様子が見えにくいかと思いましたが、息づかいまで分かるほど、良かったです。本当に感動しました。(30代 女性)
  • 演奏者の方との近い距離感が素敵です。(70代以上 男性)
 
ブルーノ=レオナルド・ゲルバー氏

Bruno Leonardo GELBER
ブルーノ=レオナルド・ゲルバー(ピアノ)

オーストリア、フランス、イタリアの血を引く音楽家の両親のもとにアルゼンチンに生まれる。3歳半のとき母からピアノの手ほどきを受け、母は彼の生涯を通じて最も重要な音楽的影響を与えることになる。

ゲルバーは5歳でアルゼンチンでの初めての公開演奏を行った。7歳の時、ゲルバーは重い小児麻痺にかかり、1年以上まったく寝たきりの生活を送ったが、両親はベッドの上でも弾けるようにピアノを改造し、ゲルバー少年は練習を続けることができた。

15歳の時にはロリン・マゼール指揮の下、シューマンの協奏曲を演奏してゲルバーの名は南米中に知れ渡った。19歳でパリに留学。彼の演奏を聴いたマルグリット・ロンは「あなたは私の最後の、しかし最高の生徒になるでしょう」と語った。彼女からロン=ティボー国際コンクールへの出場を勧められたゲルバーは、第3位に入賞したが、彼こそ優勝にふさわしいとする聴衆とマスコミの間で大いに物議を醸した。

ヨーロッパではこれが国際的な活躍のスタートとなり、以後、ゲルバーはリサイタルやオーケストラとの共演で華やかな活動を繰り広げることとなった。これまでに彼は延べ4500回以上の演奏を行なっている。

アンセルメ、セルが彼の活動を支援し、チェリビダッケ、テンシュテット、マズア、ハイティンク、デュトワ、マゼール、ロストロポーヴィチ、シャイー、エッシェンバッハ、サロネンなど、多くの名指揮者と共演している。また、ベルリン・フィル、N響、パリ管、ロンドン響、ニューヨーク・フィル、フィラデルフィア管、クリーヴランド管など世界的なオーケストラに出演を重ねている。さらに、ザルツブルク、エクサンプロヴァンス、ルツェルン、チューリヒなどの音楽祭にも招かれている。カーネギーホールでの演奏は、辛口の批評家として知られたショーンバーグから絶賛された。

ゲルバーのレコーディングはすべて世界的に高い評価を得ており、ACCディスク大賞を2回とADFディスク大賞を受賞している。EMIやデンオンからも多数リリースをし、高い評価を得ている。

ミュンヘンの著名な評論家のカイザーは「彼は驚異である」と称し、さらにアルトゥール・ルービンシュタインはゲルバーを「彼の世代で最も偉大なピアニストの一人」と称えた。

『彼は、我々が十分に知っていると信じてきた作品について、さらに多くのことを教えてくれ、そしてこれからもずっと、限りなく教え続けてくれるであろうアーティストの一人である。』(パリ、フィガロ紙)

フランスのディアパソン誌は、ブルーノ・レオナルド・ゲルバーを20世紀の最も偉大な百人のピアニストの一人に選んでいる。

日本には1968年以来たびたび来日しているが、最近では2008年、N響定期公演を含むリサイタル・ツアーで大成功を収め、2010年の兵庫芸術文化センター管弦楽団、京都市交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団とのベートーヴェンピアノ協奏曲全曲演奏においても、聴衆にその健在さを鮮やかに印象付けたのに続き、2011年70歳記念ツアーを全国11か所で開催、喝采を浴びた。

 
 

ステージに適して様変わりするアルティのステージにもご注目ください

電動昇降床を利用して様変わりする京都府立府民ホール。ALTI芸術劇場vol.9「ブルーノ=レオナルド・ゲルバー ピアノリサイタル」の座席配置図は左のようになります。チケットご購入の際のご参考になれば幸いです。

ホール内での飲食は禁止です。花束や大きなお荷物等は、お荷物預かり所でお預かりします。

座席表
 

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