ALTI芸術劇場 Vol.39

チェロアンサンブルの愉しみ 
Cellist=Composer・Collection

トップチェリストによる珠玉のアンサンブル

2018年2月23日(金)

インフォメーション

日本が誇るトップチェリスト5名がアルティに集結!毎年大人気のアンサンブルをお楽しみください。

公演名 チェロアンサンブルの愉しみ
日時 2018年2月23日 (金) 19:00開演 (18:30開場)
会場 京都府立府民ホール アルティ
出演 上森祥平、上村 昇、河野文昭、林 裕、藤森亮一
プログラム D.ポッパー:組曲 作品16 (2Vc.)
A.ピアッティ:ヴァカンスにて (4Vc.)
E.マイナルディ:ノットゥルノ (4Vc.)
L.フォリノ:祈り~鳩に話しかける聖フランチェスコ~作品27-3 (4Vc.)
D.ポッパー(林 裕編曲):ワルツ組曲 作品60 (5Vc.)    ほか
※都合により曲目等が変更になる場合がございます。
料金

【全席指定・税込】
A席:5,200円(アルティメイト優待価格:4,700円)

B席:4,200円(アルティメイト優待価格:3,700円)
B席学生:2,700円(アルティメイト優待価格:2,200円)
アルティメイト会員詳細へ
※当日500円UP

※未就学児の入場はご遠慮ください。

チケット取扱 京都府立府民ホール  075-441-1414
京都府立文化芸術会館   075-222-1046
ローソンチケット   0570-084-005(Lコード:52347)
チケット発売日 アルティメイト優先発売     11月25日(土)10時より
一般発売    11月28日(火)10時より
お問合せ 京都府立府民ホール  075-441-1414
(9時~18時/第1・第3月曜日休館)
主催 京都府・創 <(公財)京都文化財団・(株)コングレ共同事業体>
【京都府舞台芸術振興・次世代体験推進事業】
助成 公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション

プロフィール

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(写真左順から)

林 裕
Yutaka HAYASHI

1993年 第62回日本音楽コンクール第1位、黒柳賞を受賞。青山音楽賞、松方ホール音楽賞大賞、大阪文化祭賞グランプリ、音楽クリティッククラブ賞本賞、文化庁芸術祭優秀賞等を受賞。「いずみシンフォニエッタ」メンバー。現在、相愛大学、神戸女学院大学非常勤講師。

上村 昇
Noboru KAMIMURA

1977年第46回日本音楽コンクール第1位。第6回カサド国際チェロ・コンクール第1位優勝。1983年第1回京都府文化賞新人賞受賞。2001年第19回京都府文化賞功労賞受賞。現在、京都市立芸術大学教授、桐朋学園大学非常勤講師。「京都アルティ弦楽四重奏団」チェリスト。

河野 文昭
Fumiaki KONO

1981年第50回日本音楽コンクール第1位、1990年京都音楽賞、1992年大阪府文化祭賞、2004年第22回京都府文化賞功労賞等を受賞。「紀尾井ホール室内管弦楽団」、「岡山潔弦楽四重奏団」メンバー。現在、東京藝術大学教授。「カンマームジーク@アルティ」主宰。

藤森 亮一
Ryoichi FUJIMORI

1983年第52回日本音楽コンクール第1位、2008年第26回京都府文化賞功労賞、「モルゴーア・クァルテット」として1998年村松賞、2010年アリオン賞受賞。1987年NHK交響楽団に入団、現在首席奏者を務める。東邦音楽大学特任教授、国立音楽大学客員教授。

上森 祥平
Shohei UWAMORI

1997年第66回日本音楽コンクール第1位入賞、併せて松下賞受賞。2003年京都市芸術文化特別奨励者に選ばれる。ドイツ国家演奏家資格取得。2012年第30回京都府文化賞奨励賞、2016年第14回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。現在、京都市立芸術大学非常勤講師。

公演レポート

ALTI芸術劇場 Vol.39 チェロアンサンブルの愉しみ

毎年恒例、大好評をいただいております5人のトップチェリストによる「チェロアンサンブルの愉しみ」。 今回は<Cellist・Composer=Collection>と題し、様々な時代で活躍したチェロ奏者達が作曲した作品に焦点をあてたコンサートでした。メンバーの林 裕さんが収集された多くの作品から厳選していただき、個性的で、興味深いものばかり。いつもの河野文昭さんによる楽しいお話に加えて、林 裕さんの解説も入り、わかりやすく進めていただきました。


優しい雰囲気のG.B.チェルヴェット「3台のチェロのためのトリオOp.1-3」から始まり、続くD.ポッパー「組曲 作品16」は2台のチェロで演奏されましたが、とても2台だけの演奏とは思えない程の音の重なりで、力強い重厚な響きが素晴らしい作品でした。前半最後のA.ピアッティ「ヴァカンス」は明るくのびやかで開放的な楽しい曲。

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休憩をはさんで後半の曲、E.マイナルディ「ノットゥルノ」(林 裕 編曲)、M.ダール「ワルツ」と「白日夢」、L.フォリノ「祈り」はいずれも大変美しく、心が洗われるよう。 最後のD.ポッパー「ワルツ組曲 作品60」はもともと独奏チェロとピアノのための曲を林 裕さんが5台のチェロ用に編曲されたものでしたが、メロディーパートが5人の奏者の中で目まぐるしく入れ替わる見た目にも楽しい編曲となっていました。

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ほとんど知られていない作品ばかりでしたが、素晴らしい演奏によって、それらに十分な光を当てた貴重なコンサートとなりました。新たな名曲に出会うことのよろこびは格別ですね。お客さまもご満足いただけたのではないでしょうか。多数のご来場、誠に有難うございました。

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